先日、ブロードウェイミュージカル『ビートルジュース』を観てきました。
一言でいうと、めっっちゃ楽しい舞台だった!!
まず、ジェシー。
ビートルジュース似合いすぎる。
歌うますぎる。
声の種類多すぎる。
私が観に行ったときは、体調不良の方もいて、何人か代役の方がいたけれど、そうとは全くわからないくらい一体感があって、素晴らしい舞台だったなぁ。
リディア役の清水美依紗ちゃんも、ほんとパワフルで素敵な歌声で。聞き惚れちゃった。
当たり前なんだけど、出てる方みんな歌うますぎて圧倒された。耳が幸せだった。
アドリブもたくさんある舞台のようで。
ライブ感がすごい。
わたしが覚えてる限りのアドリブもメモしておく(ニュアンスだけど。ほぼジェシー)
- この曲でFNS歌謡祭でようかな?あ、開幕からSixTONESのこと考えちゃった
- (舞台が前に出てくるところ)これ僕がほんとに引っ張ってるんです……冗談ですよ!大人8人くらいで引っ張ってます、右からマイケル、ジェームズ…はいあともう少しです〜
- アダムがアドリブでSixTONESの「こっから」歌う
- アベンジャーズのくだり、パッとアベンジャーズのキャラクターが出てこなかったアダム「……敵!」BJ「ハルクとか色々あるだろ。勉強しろ!」アダム「すみません」
- 俺も食事はウーバーイーツばっかり→ピンポーン→きた→ぬるい→あるあるだよねぇ→前の上手の方の席の人に「あなたもウーバーイーツばっかりでしょ!」「たまに(絡みに)行くからね、集中しててね」
- ポッケからピンキー、ハート、ゲッツ
- ドラムの音が永遠に長い
- どっかにズドンもあった
映画も見てから舞台を観たけれど、映画と舞台ではかなり違う部分があった。
予習はこちらの記事を参照。
舞台ビートルジュース予習(映画の感想※ネタバレあり) - きなこのぶろぐ
まず最初ね。
舞台版ではいきなりリディアのバラード曲から始まる。(BJ「映画と全然違うじゃないか!怒られないかな?」)
映画ではリディアの義母だった人は、舞台ではライフコーチ(家庭教師みたいな?)で、"まだ"母ではない。
逆に、映画ではビートルジュースの師匠だったケースワーカーは、舞台ではビートルジュースの母だった。
ビートルジュースのやっつけ方も、映画ではゴースト夫婦がやっつけてたけど、舞台ではリディアが中心でゴースト夫婦、リディアの家族も含めて全員でやっつけていた。(ちょっとBJが可哀想だった)
あと、舞台では映画以上にビートルジュースの"孤独感"にスポットライトが当たっていたような気がする。「寂しい」というワードがたくさんあった。
映画のテーマは「生者と死者」って感じだったけど、舞台は「孤独と愛」の要素を感じた。ビートルジュースの孤独感もそうだし、最初はリディアの孤独感から始まるし、途中親子愛に触れるシーンがたくさんある。
アメリカ版の舞台も大まかな流れは同じらしい。
参考:Beetlejuice ビートルジュース – Broadway Square
この記事の写真や動画を見る限り、結構似ているように思う。
私が入った公演の直前の3日間は実は中止になっていて、最後の挨拶ではそれに触れてくれていた。「中止になっちゃって、不満や不満や心配をかけました」「今日開演できてよかった」「代役の方々もすごかった」「1日1日の瞬間が幸せ、その積み重ねと思って生きている」
Twitter(X)の投稿、目や耳に入ってたんだろうな。悔しい気持ちはわかるけど、あんまりネガティブなものは目に入ってほしくないね……ちょっと悲しくなった。
ジェシーの日頃のブログとか発言から、ほんと達観してるなと感じることはあるけれど、最後の「1日1日の瞬間が幸せ」という言葉からもそれを感じた。いつも、本当に、そう思ってるんだろうな。
あと、ビートルジュースというキャラクターは、愛に飢えているんだけど、その演技にすごく寂しい感じを覚えてしまって。
ジェシー自身も寂しいのかしらってちょっとキュンとしてしまった。
ジェシーが愛に囲まれて、幸せに過ごせていますように。
それと、ジェシーやっぱでかい笑。
最後の挨拶でカンパニーの皆さんが並んだとき、頭ひとつ抜けたでかさをもろに感じてしまって、メロだった。
SixTONESでも頭ひとつ抜けてるもんな……。
総じて。
とてもとても素晴らしい舞台だった。
舞台が始まる前は、ジェシーはとても緊張しているような発言もあったし「観に来なくていいよ……」と言っている時もあったけど、始まったら「みんなに観に来てほしい!」って元気に言っていて。
バレエをやっていたから舞台に立つ気持ちはちょっとだけわかるけど、観にきて欲しい!って言えるのはとても努力して、自信がある証拠。
実際にわたしも観て、全人類に見てほしいと思った。
こんなに心から笑えて、愉快な気持ちになれる舞台、あんまりないと思う。
舞台だけど、テーマパークに来ている気分だった。
音楽も生のオーケストラで、セットもとても豪華だから、没入感もすごくあるしね。
改めて、素敵な舞台を本当にありがとうございました!!
大千秋楽まであと少し。
無事に駆け抜けられますように!